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お知らせ・ブログ | 【R+house中野】東京都・中野区|建築家とつくるおしゃれで快適で長持ちする家づくり|株式会社 遠山工務店

お知らせ・ブログ

「住宅」と「健康」のつながり【前編】

 

みなさんこんちは。

R+house中野の遠山です。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

この時期になり空気も乾燥してきたせいなのか、

残念なことに、またコロナの感染者数も増えてきていますね。

引続き油断せずに予防に努めていきましょう。

 

今回は住宅と健康の関係性についてお話していきます。

先に簡潔にお伝えすると、

「健康」というキーワード。

これは住宅で手に入ります。

みなさんが気付いていないだけなんです。

 

それでは、毎月開催している

「後悔しないための賢い家づくり勉強会」の資料を使いながら

お話していきます。

 

上の写真の左側の図を見てください。

あまり実感がないかもしれませんが、

実は寒さによって病気や死亡のリスクは高まる

といわれています。

悲しいですが、お家のあるある「夏暑く、冬寒い」

この「冬寒い」の方です。

特に古いお家ではよく聞きますし、

残念ながら新築のお家の方からも聞いています。

 

ちなみに私の実家では冬になると寒すぎて

朝起きると部屋の中でも吐く息が白かったですね。

布団から出るのが本当に嫌で苦痛でした…。

同じく、心当たりのある方いませんか?

 

 

上の画像の右側はイギリスの冬季室内温度指針です。

18℃が許容温度となっていますから、

室内が18℃以下にならないように、ということです。

緑色の枠内にありますが、国が決めている基準なので

それが守られない家は改修や解体命令が出されます。

家、なくなっちゃいます…困りますよね。

 

ということで、

我慢できているから大丈夫って話じゃないんです。

寒さによって、体には相当ストレスがかかっている

という事です。

 

 

 

そして聞いたことありますか?「ヒートショック」

ヒートショックとは、

暖かい部屋から寒い部屋への移動など、

温度の急な変化が体に与えるショックのこと。

急激な温度差により血圧が上昇し、

心臓や脳に大きな負担がかかることです。

 

多い事例は、お風呂に入る時。

 

●リビングなど暖房の効いた暖かい部屋にいる

●暖かい部屋から、寒い脱衣室へ移動する

●(衣類を脱いで)さらに寒い冷え切った浴室に入る

●冷え切った状態から、熱いお湯につかる

 

血圧がジェットコースターのように大きく上下変動し、

脳や心臓へ十分な血液が流れなくなってしまいます。

血圧が大きく上がったり下がったりすることで失神したり、

心臓発作を起こして入浴中に溺れてしまう原因になっています。

 

ヒートショックも一因となる入浴に関する事故で

亡くなってしまった方は、2016年には年間約19,000人と

推計されたこともあります。

その年の交通事故での死亡者数は3,904人。

比較すると交通事故での死亡者数の 約4.9倍 にもなっています。

 

 

そして東京23区でも高齢者の事故のうち

「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数は増加傾向にあり、

特にその 約7割 を占める「家」、「居住施設」の「浴槽」に

おけるものだけでも、平成23年以降は、

「交通事故」による死亡者数より多くなっています。

 

ちなみに、高齢者の方だけが

ヒートショックになるわけではありませんし、

ヒートショックとは温度差が原因となって起こるため、

必ずしもお風呂場で起こることではなく、

玄関先や廊下、夜中にトイレに行くときなどでも

注意が必要です。

 

みなさんがこれから建てようとしているお家は

本当に大丈夫でしょうか?

新築の建売住宅を購入された方からも聞くことがある、

「夏暑くて、冬寒い」というワード。

残念ながら、そういうお家を購入したり、建ててしまうと

こういった危険がすっと潜んでいるという事です。

 

では、どのような対策が必要なのか。

簡単です。

お家の中での温度差が小さくなるように工夫をすることで

ヒートショックの対策をすることができます。

 

それって具体的にはどうするの?

気になりますよね。

 

ブログでは全てはお伝えしきれませんので

気になる方はいつでもご連絡下さい。

 

それでは次回も引続き

住宅性能と健康についてお伝えしていきます。

お楽しみに。